甲府西高校は「自己を知り 自己を深める」を校訓に 自主・自律の精神と創造性を尊び 広く社会で活躍する人材を 育成することを目標としています 新型コロナウイルス感染症による休校措置が解除され 学校が再開したときから Forms を利用した健康観察をスタートしました 最初は毎日 Forms アンケートで健康観察を作り その都度 Teams で生徒に配信するという 運用をしていたのですが 生徒たちが入力を忘れてしまったり 毎日 Forms を作る作業が手間になっていました そこで Power Automate を利用して データの蓄積や 生徒へのリマインダーの業務などを 自動化できないかというふうに考えました 以前からプログラミングには興味があったため 志村先生が開発した "催促 bot" が 自分のクラスに導入されるのを聞いて すごく興味を持ちました クラスの担任の先生に どんなシステムで動いているのか聞いてみたところ Power Automate というマイクロソフトのシステムを使って 動いていることを知りました やっぱりその催促 bot も毎日次の日に向けて セットアップしなくてはならず それも大変だなと思いました また このようなローコード プログラミングも 面白そうだなと感じて 自分自身で健康調査システムの開発に挑戦してみました 先生方の負担を減らしたいという想いもありましたが 1 番は探究心です ある特定の課題に対して どうすれば解決できるのかというのを 考えていくことが 面白かったということです この「面白そう」ということが 自分を動かしてくれました 検温結果の入力システムには Forms ユーザーへのリマインドには Teams データ処理や蓄積 結果の表示には Excel これらのサービス同士を円滑に接続して 自動的に動かすのが 操作方法がもっとも簡潔である Power Automate という仕組みとなっています 「検温丸」では出来るだけ細かい処理は 自身で操作が慣れている Excel 上で行うことにし Power Automate は出来るだけ プログラミングを簡潔にしました このようにすることで Power Automate 上での テストの回数を減らすことができ よりスピーディな開発を行うことができました マイクロソフトの Power Automate は 非常に分かりやすい UI であり 誰もが使いこなせるシステムだと思います 自動的に Forms を配信するシステムを導入してくれたおかげで 業務の負担がかなり軽減しました 実際に使用する立場として 使いやすいのはどういうものかを 考えて開発してくれたおかげで 生徒にとっても 活用しやすい形に仕上がったと思います どうしても一人で抱えてしまうと なかなか手が回らないようなところも 周りの先生だったり 時には生徒を巻き込むことで さまざまな視点から ICT 活用のアイデアが出てきて 形になっていくようなことがあるかと思います Microsoft 365 が導入されて クラウド上でコラボレーションできるようになったことで より良い仕組みが短時間で出来上がってしまって これはすごいなと感じました ICT の柔軟な活用で 「生徒も教職員もよりハッピーにしたい」 という思いを持って 仕事に向き合っています 日常のほんの些細な部分でも 「ここがこうなると便利なのになあ」 というところがあれば Microsoft 365 で解決していきたいですね