利用者を中心に 360 度のサービスを提供し「在宅介護のプラットフォーマー」を目指しているヤマシタ。その実現のために重視しているのは、DX 人財を増やすことで「民主化」を推進することです。そして、プラットフォーマーとして数多くのサービスを展開していくには、マーケットの反応をリアルタイムに把握すると共に、お客様への理解と洞察を深めていくことも不可欠。そのためには個別サービス群の多様なチャネルを超えた、シームレスなデータ基盤が必要でした。
このようなデータ基盤としてヤマシタが採用したのが Fabric でした。その最大の理由は、データの民主化を推進するために、AI の力を活用してデータの可視化・分析のハードルを低減できる点が高く評価されたからです。Fabric の正式リリースは 2023年 11 月でしたが、その前月には採用を決定。プレリリース版の段階からデータ基盤構築に着手しています。2024 年 2 月には、最も複雑かつ高度なデータ分析が求められるホームケア事業部での活用がスタート。さらにリネンサプライ事業部での活用も、2024 年 6 月に始まっています。
以前は Excel シートなどで行われていた営業部門へのデータ提供を Fabric へと移行したことで、データ作成に費やされていた工数が不要になりました。また、以前は週次/月次で提供していたデータもいつでも確認できる状態になり、営業現場での意思決定スピード向上に貢献しています。既に Fabric でダッシュボード作成できる ”シチズンデータサイエンティスト” が 十数名にまで増えていますが、その数を 2025 年 3 月までに一気に増やし、各事業所および営業所に最低 1 人は配置できるようにする計画です。
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