アクセシビリティをすべての人に

自動生成されるリアルタイムのキャプション (ライブ キャプション) は、ライブ会議やイベントでよく使用されます。ライブ キャプションは、聴覚障碍のある人々のために会議やイベントのアクセシビリティを高める方法の 1 つです。

Microsoft Teams のライブ キャプションと発話者表示の機能は、既定で 28 言語に対応しています。会議参加者は、会議コントロールからライブ キャプションをオンにするだけで、キャプションを会議ウィンドウの一番下で見ることができます。ライブ キャプションは保存されないため、後で見ることはできません。

CART (Communication Access Real-time Translation) キャプションとは人間が生成するリアルタイム キャプションのことです。特別な訓練を受けたキャプショナーが、専用のソフトウェアを音声記号キーボードや速記法とともに使用して、会議やイベントの参加者向けにリアルタイムでキャプションを生成します。

CART キャプションは Microsoft Teams でも利用できます。利用するかどうかは、会議の開催者が選択します。キャプションが表示されるようにするには、会議の開催者が CART キャプショナーを会議に招待することと、キャプション作成用のソフトウェアを会議に接続するための専用リンクをキャプショナーに伝えることが必要です。

ライブ文字起こしは Teams 会議の中で会議オプション メニューを使用して有効にすることも、1 クリックでレコーディングと同時に開始するよう設定することもできます。

アクセシブル デザインの必須事項の 1 つである代替 (alt) テキストは、Web ページやデジタル環境における画像をテキストで置き換えるものです。これは、その画像が他のコンテンツと関連して「なぜ」そこにあるかを伝えるためのものであり、読む人がスクリーン リーダーを使用しているときに読み上げられます。スクリーン リーダーが視覚的コンテンツを理解できるように、画像には代替テキスト タグを付ける必要があります。ほとんどの場合、代替テキストの長さはセンテンス 1 つまたは 2 つ程度に収めます。

効果的な代替テキストを書くには、画像の目的を正確に、曖昧さをなくして伝えることが必要です。その画像を重要にしている要素は何か (たとえば状況、人々の顔の表情、色、相対的大きさ) を考えます。詳細な情報を持つオブジェクト (たとえばインフォグラフィック) には、オブジェクトで伝達される情報を表す代替テキストが必要です。

チャットの投稿を全員が確実に理解できるように、画像を共有する場合は右クリックして代替テキストを追加してから投稿します。

Teams の中でインライン チャット メッセージ翻訳を利用すると、参加者それぞれの指定の言語にメッセージの内容が翻訳されるので、言語の壁を越えたコラボレーションが容易になります。

音声解説とは、ビデオに表示されている内容をボイスオーバーで説明するものです。一般的に、音声解説はプレゼンテーションの音声部分を補足する情報を、ダイアログの一時停止中に提示します。この解説の内容は、アクション、発表者 (新規または追加の発表者など)、シーンの変更、画面上のテキストなどの、話者やプレゼンターが説明していないものについての情報です。

Sennheiser の TeamConnect Intelligent Speaker は、最大 10 人収容の Microsoft Teams Room 向けに最適化されています。Microsoft Cortana 音声機能が組み込まれているため、参加者は音声コマンドを発話して TeamConnect Intelligent Speaker を制御することができます。